CTP設備
CTPの導入効果
1.品質の向上
●安定した高品質の刷版
CTPはプレートに直接データをイメージングするので温度変化によるフィルムの伸縮、作版・集版時の精度で起こる見当ズレは一切発生しません。ピンホールやゴミ、フィルムのエッジ跡も発生しません。さらに焼ボケ、焼ムラなど作版で起こる品質のバラツキは皆無。安定した刷版を供給します。
●再現性が飛躍的にアップした刷版
フィルムから焼き付けると、網点の再現性はどうしても落ちます。極端な場合、5%以下の網点は飛んでしまい、95%以上の網点はベタになってしまいます。CTPは1~99%まで正確に再現します。ですから、グラデーションなど、特に美しく表現できます。
2.フィルムをなくす―コストダウンと環境負荷を減らす。
従来はデータをフィルムに出力していました。これがCTF(Computer To Film)です。一度、フィルムに出力するというムダな工程をなくす。つまり製版部門の合理化です。
また、フィルム資材を減らすことで石油などの資源を有効に利用して、さらに環境への負荷を低減します。
3.時間の短縮
直接刷版を出力するので工程が簡素化されます。高速でイメージングします。版材チェック・見当合わせなどの印刷前準備時間も大幅に短縮されます。オペレータは色の確認だけに専念できるのです。
4.生産性の高いコンピュータ制御された印刷機
オペレータの腕にたよっていたインキ量、濃度などを含めた印刷前準備の各種情報を数値として印刷機内のコンピュータで自動的に制御します。プリプレスのデジタルデータを100%活用することによってバラツキのない安定した品質の印刷が可能になりました。手軽にご利用できるカラー印刷です。