レンチキュラー・データの制作
データの入稿
- レンチキュラーは、特殊な立体・コマ作製ソフトを使用しますのでフィルム入稿はできません。データ入稿となります。
- 入稿データは、Photoshop.psd、Illustratorとなります。バージョンを明記下さい。
- 入稿時に、1次元のプリントアウト(チェンジング、3D、モーションの各分解画像のプリントアウト)を添付ください。
3Dの制作
下のような、「ヤシの茂る海岸と男の子と女の子」を3Dにする場合、Photoshop上で以下のようにレイヤーを分けて下さい。
【完成品】
<3Dレンチキュラー 制作のご注意>
- 焦点(ピント)が1番、合っている画像(レイヤー)を1次元のプリントアウトに【基準画面】と明記して下さい。
- 1番奥(下)のレイヤーの画像にはベタを使用しないでください。ベタだと、その上の画像に混合して3Dとして再現できません。
- 3Dの場合、1番奥のレイヤーは左右、各20mmずつ塗り足しをつけて下さい。塗り足しがないと、出来上がった時、レンズの屈折率で斜めから見ると左右に白が出てしまいます。
(1)一番手前の画像 | |
※このサンプルでは、1番焦点(ピント)が合って、基準となる画像。 | |
(2)その下になる奥の画像 | |
1番上の画像より、ややピントが甘くなり、ぼやけます。 | |
(3)一番奥の画像 | |
※さらにピントが甘くなります。
※3Dの場合、1番奥のレイヤーは左右、各20mmずつ塗り足しをつけて下さい。 |
レンチキュラー・レンズの走査線
原反(A2サイズ)を横長に見て、縦方向に走査線(60線)が走っています。
3Dなら縦方向に走査線をいれなければ、3Dとして見にくくなります。
チェンジング、モーションは、逆に横方向に走査線をいれた方が、効果が現われます。
この点を注意しないと、大きなミスを犯す危険があります。
例えば、
A2の3Dポスターを制作する場合、縦長の3Dポスターは制作できません。横長しか制作できません。
A3の3Dポスターなら、縦長の3Dポスターを制作できます。
★原反(A2サイズ)は横長に見て、縦方向に走査線(60線)が走っています。
★3Dは、縦方向に走査線が走ります。
★チェンジングは、横方向に走ります。